新年あけましておめでとうございます。
年頭に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
東日本大震災からまもなく2年が経過しようとしておりますが、被災地の一日も早い復興を、まずもってご祈念申し上げます。
昨年は、気象の変動が大きく、農業生産の現場にとっては大変厳しい年でした。6月には、その時期としては8年ぶりに台風が上陸し、観測史上最高の雨量を記録したほか、夏には高温乾燥が続き、高めに推移した気温は秋になっても下がりませんでした。
しかし、そのような状況にあっても、高品質な花を生産し消費者の皆さまにお届けできたことは、花き産地としての長い歴史に裏付けされた、高い栽培技術があってこそだと自負しております。
一方、昨年は東京スカイツリーの開業や金環日食、ロンドンオリンピックでの日本勢の活躍、山中教授のノーベル賞受賞など、明るい話題も多い年でした。世相を表す漢字に選ばれた「金」は、新しい一歩を踏み出した光をもイメージしているような感がいたします。
未曾有の大震災を経て、私たちは、人と人とのつながりである絆の大切さを再認識しました。そして、今年の干支は「巳」です。この「巳」という字には「始まる」という意味もあるそうです。当協議会では、この絆を大切にしながら、消費者の皆さまと花との新たな出会いを結んでいけるよう、尚一層の精進を図る所存ですので、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
平成25年1月吉日
富士北麓花き生産協議会
会長 渡辺保芳
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